王位継承の話(仮)

  • キーワード:封権ぽい宮廷ロマン、サスペンス、愛と憎しみと血縁と権力闘争のドロドロ
  • 中世ファンタジー版「犬神家の一族」のような。RP村推奨。

企画概要

当主っていうか王様が死んでみたら遺言に「王位継承権を持つ者は実は国中にいるのだー」とか書いてあった。
集めてみたら身分どころか種族まで統一しない輩が集まって好き放題言いはじめた。
それでも嫡子の王子(ダミー)が全権を握る事になるだろうと思いきや、殺されちゃった。
王子の弟だの分家の子だの「こいつらに権利があるなら俺の方があるはずだコンチクショー」みたいな方々も一杯集まってきて、
収拾つかなくなったので全員の結論は「この中にいる王子を殺した犯人を自分達だけで突き止めて一番になった奴が王様で」になった。

投票制の処刑ゲーム、血塗られた下克上の始まりだ。

―――
「貴族の遊戯〜」は学園モノ色が強かったので、改めて貴族・宮廷ファンタジーをガチでやったらどうなるかなと思い、スタンダードに。
最近では事前既知の申請も色々と濃く面白くなってきたと思うので、いっそ血や関係の薄い濃いはあれどほぼ全員が血縁、みたいな設定もいいかなと。あとダミーにちょっと濃いめの役割を与えてみたいと考えて。
ストーリーや役割はものすごく適当に考えた感じなので非常によくわかりません。雰囲気。

企画詳細

 舞台は王政小国家(あるいは封建制の荘園でも。)
 その堅牢な王城の内部。

 先代の王(統治者)が謎の病で亡くなった。

 国中が悲しみに包まれる中、王位、城、国の権利は全て、嫡子であり長男の王子に遺されるかと思われた。
 ところが。王の遺した遺言状、そこには驚くべき事実が書かれていた。

 「私は王家の分裂問題によって、若い頃に身分を隠し長らく放浪していた。
  私には嫡子以外にも複数の、腹違いの子供、年の離れた親類兄弟や分家、
  世話になった財産を分けるべき者達etc...が、国中に居る。
  彼らには皆、王子と等しく私の財産を得られる権利があると思っている。
  探してくれ。赤い指輪を持っている筈だ。名前も全員ここに書いておこう」

 慌てた臣下達がお触れを出し、国中を探し回って、事態は更に深刻になる。
 現れた、王の言う「指輪を持つ名を記された王位継承権利者」達は、まるで乞食のような者から兵士の中にまで存在し、
 身分も年齢も性別も、場合によっては種族までもが、見事にバラバラだったからだ。

 とにかく一度事実を確認すべき、と王子と共に集められた一向。
 その中には異議申し立ての為に集った家臣や分家の者、それぞれの配下関係者も居た。
 しかしそれは王子の権威の正しさを主張する為だけに集められたようなもの。
 さすがにどれだけ権利を主張しようと、王位だけはやはり嫡子の王子のものになるだろうと思われた。

  翌日、その王子が何者かによって殺されるまでは。

 犯人は確実に、集められた者達の中にいる。のっぴきならぬ事態となり、出された結論はこうなった。

 「王子を殺した犯人と思われる者に、それぞれ票を投じ処刑してゆけ。
  例え犯人でなくとも、多数を投じられるような信用も証明も無き者は
  どちらにしろ王となるに値しない人間。いずれ王と国の邪魔者となるのみ。
  真実が判明し解決するまで、遠慮なく処刑し続けろ。

  全てが終わったその時、生き残った正しき者こそ、この国の玉座に相応しい」

言い換え
狼:王位の略奪を狙う、実は没落の血筋とか
憑狼:王家を乗っ取ろうとする悪霊的な何かとか
囁き狂人:権利だけは正当だが王家に恨みを持っているとか
占:遺言より詳細な生前の王の遺志を知っており、それを元に各々の身分権利の真実を検証・確認できるとか
霊:死者の本当の血筋を死んで初めて魔力で知れるとか
狩:騎士の技を受け継ぐ者とか
蝙:内部崩壊を狙う敵国のスパイとか
血:魔族の血が混じってるとか
求:愛に生きて国を守るか愛に死ぬか二者択一なお人とか



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Last-modified: 2012-06-19 (火) 17:16:53 (4322d)